貴金属や宝飾品とは?
「貴金属」という言葉は特に意識していなくてもそれなりに見聞きする言葉ですよね。それは街中に溢れる看板、雑誌やテレビのニュースといったメディアなど様々。
そんな貴金属、何となく「宝石類」や「ジュエリー」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。私自身もそう感じていました。しかし実は貴金属という言葉には明確な定義があり、多くの方は「宝飾品」とごっちゃになっている模様。
知らないと恥ずかしい…とまでは言いませんが、知っているとちょっと賢くなった気がする貴金属について取り上げてみます。貴金属を売却したい場合もこれを知っておかないとちょっと恥ずかしい思いをするかも。
貴金属の定義とは
貴金属という言葉が指すものは「金 (Au)」「銀 (Ag)」「白金 (プラチナ・Pt)」「パラジウム (Pd)」「ロジウム (Rh)」「イリジウム (Ir)」「ルテニウム (Ru)」「オスミウム (Os)」の8つで、宝石などは一切含まれません。
一般的に「貴金属」といえば装飾品に使われる「金」「銀」「プラチナ」を指しており、他の5つは名前すらほとんど聞いたことがないものばかり。
携帯電話など電化製品に使われる希少な金属である「レアメタル」の定義にも貴金属であるプラチナやパラジウム、ルテニウムが入っており、携帯電話などのリサイクルでレアメタルや金などを取り出すのは有名な話です。
また虫歯の際に使用される銀色の詰め物(インレー)は金銀パラジウム合金。
ただ、普通に生活していて直接手にする貴金属というのは金・銀・プラチナのみですので、「貴金属=金・銀・プラチナ」という認識で良いと思います。
宝飾品と貴金属は違う
なんとなく「貴金属」と「宝飾品」を同じ感覚で使っている方もいると思いますが、一般的に貴金属は「金・銀・プラチナ」を指している一方、宝飾品は高価な宝石や貴金属を使った装飾品となり意味合いが異なります。
ですから、金やプラチナのみの指輪やネックレスなどは貴金属であり宝飾品、宝石と貴金属を組み合わせたものは宝飾品という使い分けになります。
宝飾品に貴金属のみのものが含まれるのかどうかは微妙なところではありますが、「宝飾品=ジュエリー」と考えれば金やプラチナのみの装飾品も宝飾品に含まれるでしょう。
余談ですが、宝飾品はジュエリーとも呼び、高価な貴金属である金やプラチナ、宝石を使ったものを指し、アクセサリーは銀やメッキを用いた比較的安価なものを指すという意見がある一方、明確な定義はなく「言ったもん勝ち」という見方もあります。
一般的に貴金属は「金・銀・プラチナ」ではあるものの、銀の取引額や買取額は金やプラチナに比べ50分の1~100分の1程度とずば抜けて安価とあってシルバーアクセサリーを「貴金属」や「宝飾品」と呼ぶのは違和感があるという声も。
ただ、金やプラチナはもちろん銀もここ10年ほどで買取額は2~3倍になっているため、昔に比べると予想以上に高価で買い取ってもらえるのも事実です。
貴金属買取の場合付いている宝石はどうなるの?
貴金属というのは一般的に金・銀・プラチナを指している一方、宝飾品やジュエリーにはダイヤモンドやサファイアといった宝石が付いているものも多いですよね。プラチナ台座のダイヤモンドなどが良い例。
しかし貴金属の定義に宝石は含まれていない…となると台座として金やプラチナを使用した宝石付きのジュエリーを買取してもらう場合どうなるのでしょう?
実は貴金属買取を行っている業者の多くは金・銀・プラチナのみを対象にしている場合が多く、宝石に関しては取り外して返却するケースや、他の専門家に査定を依頼するケースも。
また、ダイヤモンドのみ買取しているなんて業者も存在します。必ずしも貴金属と宝石を一緒に買い取ってくれるわけではないため注意が必要です。
特に宝石類はカットや大きさ、純度、色など千差万別ということで、金や銀などの査定に比べより専門性が求められます。
そのため貴金属の買取を行っている業者の多くは宝石類は専門外としているのに対し、宝飾品やジュエリーの買取を行う業者は貴金属の買取も問題なく行ってくれます。
そういった点からも貴金属を台座にしつつ宝石が使用されているジュエリーを買取してほしい場合は宝飾品やジュエリー、アクセサリーを専門に買い取ってくれる業者に持っていくと2度手間にならずに済むでしょう。
貴金属やジュエリーを少しでも高く簡単に売るために
もう使わなくなったアクセサリーや貴金属ってありますよね。「いつかは使うのではないか…」と思って押入れに閉まってあるけど結局使わない…そういったものは思い切ってお金に替えてしまいませんか?
全国展開しているバイセルであれば出張査定はもちろん宅配での買取も行っており、わざわざ店舗に出向く必要はありません。万が一査定額に満足できない場合のキャンセルはもちろん無料です。
アクセサリーとしての価値というより貴金属や宝石の価値を重視するため、傷がついていたり壊れていたりしても問題ありません。
世界的に金や宝石の需要が高まっている今こそ高く売るチャンスです。使わないジュエリーやアクセサリーが眠っているなら一度査定をしてもらってはいかがでしょうか。
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